どうして?

オオルリ陶芸会

2016年08月27日 07:47



どうして、そんなに無農薬にこだわるのって、よく訊かれます。

私は化学者でもないし、栄養士でもないから、
お野菜の成分的なものがどうのこうのと言われても分かりません。

自分でも、お野菜をそんな風に思って買った事はないからね。
あっ、勿論、このお野菜はB2が豊富だから何々に良いんだよって、
そうした考え方で買う事はありますけどね。

食品成分表では、ほうれん草100g中にカルシウムはどの位みたいに書かれているけれど、
本当は、そのお野菜が水耕栽培だったらどうなのか、
LED照明で育っていたら太陽光との違いはあるのか、
そんな生育過程の違いまでは、細かく分析してないだろうし書かれてもいない。

私は、何かを食するって事は、
その物の生命力を自分の生命力に置き換える行為だと思ってるんです。
だから、食べるって事は、生命力を頂く事だと思ってる。

元気になりたいなら、生命力が強い物を食べればいいと・・・。
でも、自分が病気だったら、
あまり生命力の強い物はかえって体に負担をかけるから、
そういう場合には少しずつ摂ることが肝心かと。

漢方薬でも、
朝鮮人参などは、その畑の後では数年に亘ってまともな野菜が育たないって言うし、
ドクダミやオオバコなどは、踏んづけてもどんどんと殖えていく雑草ですよ。

キャベツ畑を見回すと、
虫のついた株と全く虫を寄せ付けない株があることに気付きます。
虫の居ない株は、ある種の防御物質を出しているんでしょうね。

私が着目するのはそこ。
そのある種の防御物質、それは多量に摂れば人も健康を害するとは思うけど、毒も少量なら薬です。
そうした物質をしっかりと出しているお野菜が人を元気にさせてくれると思ってる。

だから、農薬で過保護に育ったお野菜ではなく、
自らの力で生長して行こうとする野菜本来の力を引き出すことが重要で、そんなお野菜を作りたいし、
家族や知り合いにはそんなお野菜を食べて欲しいと思う。
そして、自分自身もそんな生命力の強いお野菜を食べて元気でありたいと思ってる。

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